去る10月20日月曜日に、第1回目の聞法会「曽我量深に学ぶ」が、湯島にある真宗大谷派親鸞仏教センターを会場に開催されました。現地とZoom合わせて17名のご参加を頂きました。ご参加の皆さまありがとうございました。
私はご縁を頂き、この会の世話人を仰せつかりました。ご講師をお引受け頂いた新潟教区正樂寺(新潟県三条市)ご住職の齊藤研先生、東京真宗同朋の会事務局の皆さまと打合せを重ねて準備を進め、この日を迎えることができました。当日は朝から落ち着きませんでしたが、参加される有縁の皆さまのお姿を拝見し、当初の緊張は少しずつ解けていきました。

さて、同朋の会の皆さま、以前お送りした曽我量深先生の似顔絵入りのチラシはご覧になられたでしょうか。他のチラシに紛れる事のない、曽我量深先生の熱いお心が表されたかのようなオレンジ色のチラシです。このインパクトのあるチラシを手にとって頂けたら嬉しいです。
東京真宗同朋の会に相応しいテキストではないかと、齊藤先生が薦めてくださった『曽我量深講話録1』(大法輪閣)は、宗教雑誌『中道』に収録された先生の講話の聞き書きを講話年代順に編集された講話集です。『中道』は昭和37年11月より毎月1回発行され、第1号から廃刊になった第100号まで、東京を中心に全国各地の法座での講話が毎号必ず収録されていたそうですが、毎号掲載されたのは曽我先生のお話だけだったとの事です。お寺や道場で聞法会に参加され、そのお話を多くの聞法者に聞いて欲しいと願われ、聞き書きし編纂された方々の熱意を感じずにはおれません。
この会「曽我量深に学ぶ」は、曽我先生の深いお言葉をとおして、先生の領解された親鸞聖人の教えにふれ、教えに学び、私たち一人ひとりの受けとめから、今ここの私があきらかになる機縁となることを願った聞法会です。齊藤先生からは、大学の講義の様に固くならず和やかに進めましょう、質問も都度してくださいと仰って頂きました。講話集を読みすすめる中で、その時代の生活の場に在る、お寺や道場での聞法の息づかいも感じられる事でしょう。参加の皆さまや齊藤先生と一緒に場を作っていくのがとても楽しみです。
聞法会の後、ご参加の皆さまから様々なご意見を頂きました。ありがとうございました。真宗聖典2版の貸し出しができなかった、Zoomでは勤行の声が聞こえない、ホワイトボードが見えにくい、など会場では気付きにくい事もお届け頂きました。改善点は次回以降の進行に活かしていきたいと思います。
「曽我量深に学ぶ」は2か月に1回の開催です。是非一緒に聞法いたしませんか?お待ちしています。
谷川 真恵(釈尼惠生)
次回以降のお知らせです。
「曽我量深に学ぶ」の開設について
第2回:12月15日(月)、第3回:2026年2月9日(月)、第4回:2026年4月6日(月)(時間は14:00〜16:30)
会場:親鸞仏教センター(東京都文京区湯島2丁目19-11)およびZoom
お問い合せ:東京真宗同朋の会事務局(東本願寺真宗会館内)
