明けましておめでとうございます。清々しく新年をお迎えのことと存じます。
本年も真宗門徒の私達は「南無阿弥陀仏」を称えつつ変わることなく一月二日の真宗会館修正会からの聞法生活を、心新たに始められますことに報恩感謝の喜びを感じます。
本年も昨年と同様に、新型コロナウイルス感染症の影響により、毎日の生活や仕事のあり方、個人の生き方に非常に大きな変化をもたらされ、各方面の活動が変更、縮小、中止等に及ぶことが多々あると思われます。
マスクをする必要もなく、何の不安もなく過ごせた時が、どれほど有難いことであったのかと思いますとともに、日々の生活に必要なこと、大切なことを否応もなく考えられる時間を頂けたのだと知らされます。早三年目を迎える耐える生活も、自分が今すべきことを考え、また足元を見つめ直し受け入れなければならないと考えております。
本年もいろいろな制限は掛けられることと思いますが、この困難を乗り越えるため、諦めず心穏やかにお念仏を申し上げることが出来る一年を皆様と共に過ごせますよう切に願っております。
各寺院、真宗会館での日曜礼拝、報恩講、御法座の会、ご命日の集い等の年中行事が、大変な時世でありますが様々な様式で開催されていることに感謝いたしまして、新年のご挨拶といたします。
(東京真宗同朋の会会長・城北地区会 野田 路子)